バイオリソースセンターについて
バイオリソースセンターでは、東大病院で治療を受けられている患者さんのうち同意してくださった方に、診療に影響しない範囲で生体試料や診療情報をご提供いただき、匿名化後に大切に保管しております。主な生体試料としてはがんの手術で切除された検体となりますが、この場合は手術で摘出された検体から病理診断に影響を及ぼさない部分(本来は診断後に破棄される部分)を採取し、凍結保管します。同意を頂いた場合は、病理診断が終了したホルマリン固定サンプルや病理標本の画像も貴重な試料として研究に利活用できるよう管理します。
保管された試料や診療情報はバイオリソースセンター内の利活用委員会および東京大学医学部倫理委員会にて審査・承認された医学研究に活用されます。バイオリソースセンターの試料を提供した研究については、同センターのホームページで公開予定です。
未来の医療・医学の発展のため、みなさまのご協力をお願いいたします。

高度医療人材養成拠点形成事業について
東大病院バイオリソースセンターの基盤強化のため、文部科学省事業「高度医療人材養成拠点形成事業(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援)」により支援を受けています。この事業では、東京大学において、がんゲノム医療をはじめ高度がん医療・研究分野にの人材育成のため、医学部生、大学院生、医師教育にも取り組んでおります。人材育成に関しての詳細は以下のサイトをご覧ください。